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【未解決事件】八丈島の七人体人骨事件がめっちゃ不気味な件

1994年、東京。

八丈島の火葬場に七人の焼却済みの遺骨が発見された。

 

 

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八丈島火葬場七人体事件

東京、八丈島の火葬場で七人の焼却済みの遺骨が発見された。人骨の他に遺留品はなく事件解決の糸口はつかめずに遺骨の身元も持ち主も犯人も分からないまま時効を迎えた。その遺体のなかには子供が一人、六人が大人だった。

 

 

当時、遺骨たちは改葬したものなのではと噂された事もあったが、結局は身元すらも判明できないままに現在も無縁仏として真実を明かされていない。火葬場に荒らされた形跡や鍵が壊された事も確認できず、当時は火葬場関係者の誰かが犯人かと思われていたがそれらは捜査の結果、加害者ではない事が明らかになった。

 

 

※改葬とは

一度葬った遺骨を移動させること。お墓からお墓に。

 

 

七人分の骨が見つかったのは1994年、これらの遺体は死後10年程度とみられる。10年前に遡った1984年は戸籍管理がずさんだったのだろうか、と疑問に思った。生きていた人を殺し火葬場で焼いたとしたら7人分の戸籍に不足が生じる。それでは戸籍がない者だったらどうだろうか。現代でもおよそ1万人、戸籍のない日本人が日本にいると想定されている。一部では2万人とも。

 

 

diamond.jp

 

 

 

戸籍を持たない日本人が殺されて火葬され放置、そんな面白い話が現実ではそうそうないだろう。改葬をしたかったが費用の工面が出来ず、何らかの方法で火葬場に侵入し遺骨を放置していったと考える方がよっぽど現実的だ。しかし遺骨を自宅で保管・供養している家庭もあると聞くし不法侵入までして遺骨を放置する理由が思い浮かばない。

 

 

発見された遺体同士は家族だったのか、赤の他人なのか。

家族だったらまるっと消えた一家を全国から調べ上げれば見つかりそうなものだと思うが、火葬された骨からはDNAの抽出が不可能なため遺骨たちの関係性は調べられそうもない。彼らは何歳で、何処で暮らし、交友関係をどのように結んでいたのだろう。

 

 

▼行方不明者から人骨の身元を探る

1980~1994年で行方不明になった日本人はどのくらいいるのだろう。その中に答えがあるのだろうか。それに被害者たちが日本人ではない可能性もある。何もかも分からない遺骨なのだから個人を絞り込むことは出来ない。八方塞がり、犯人が自主でもしない限り事件の全貌も人骨の身元も不透明なままだ。

 

 

▼身元不明死者 

都道府県に別れた身元不明死者の一覧には20年以上昔に発見された妙齢の死者の存在がある。20年以上、誰にも見つけて貰えない遺体も何体かある。年齢が高くなるにつれて関わった人間や家族が多くいただろうにと思えば不思議な気持ちになる。まして八丈島の事件には子供の遺骨があっただけに後味が悪い。

 

 

殺人?何絡み?

遺骨の引っ越し?焼き直したのは何故?

罪滅ぼしで焼いた?なぜ10年後?

遺骨を焼却炉に残したままだった理由は?

なぜ火葬場に立ち入ることができた?

 

 

これらの事件を七人坊主の呪い、と特集したのは黄金期のアンバリーバボー。まあ島民も呪いだと思っていたらしいし史実に関連する事件があったのは事実。なんでも八丈島の伝記にお坊さんが7人流れ着いたらしい。当時その島の住民は貧しかったためにお坊さんを助ける事ができず見殺しにしてしまった。

 

 島内で幾つか発生した時期の離れた事故で亡くなった人数は七人。七人、必ず死ぬ。そう思った島民たちは七人坊主の呪いだと恐れていたようだ。焼却炉で見つかった遺体は死んだ坊主と同じ7人だったことから島民たちは「七人坊主の呪いだ」と口を揃えたらしい。

 

 

呪いってそんなバカな、と言いたくなる。身元不明の人骨を七人分も出しておいて呪いで済ませてしまう島民たちを空恐ろしく感じる、不気味な未解決事件だ。

 

 

 

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 リライト/11/09