ressentiment、足りてる?

釣りと廃墟とネコ(ホラー映画もたまに)

【虫の知らせ】キリンジのカーチャンの的中率がガチ

f:id:jidaraku91:20161208035408j:plain

クソ袋先輩がブログ冒頭に貼るようにしたこの画像をキリン(ジ)らしくていい感じだと褒めてくれたよ。私はこんな脱力した黒い塊なのかよ…まあそれはそれでいいか☆

 

 

今日は虫の知らせをテーマにブログを更新するぞい。キリンジの周辺で起きた訃報を取り扱うので死ネタが苦手ならごめんにょ。

 

 

 

▼『虫の知らせ』とは?

夢の中に現れた人が死別の挨拶をしに来て飛び起きるとその日訃報が届いた、いないはずの人の声が聞こえて嫌な予感を抱えていたら訃報が入ったなど予知夢、予知の一種。

 

 

 

私の母はマジで第六感がヤバい。

予知夢の的中率の高さが半端じゃない。これマジやぞ。予知夢の発生原理を解き明かしたいレベルだけどもはや超能力。論理的に説明なんかできる気がしない。

 

 

▼カーチャンのスペック

キリン(ジ)のカーチャンはスピリチュアルに深く傾倒している人間ではない。しかし神仏はいるものとして考え、霊魂も同じようにいるだろ位なテンションで考えている。たぶん深く考えたりはしてないと思う。ただ私と同じで心霊動画、恐怖映像を好み子供の頃は私がTSUTAYAで借りて来たホラーDVDを一緒に観ることもあった。とても病弱。そのくせ傍若無人な一面もあり破天荒。トレーラーに跳ねられて死にかけたけど生還、脳梗塞で死にかけたけど生還、心筋梗塞で死にかけたけど生還。しぶとい。

 

 

 

子供の頃から母は自分の経験した不思議な出来事を話してくれた。その一つが予知夢だ。内容はありがちで夢の中で旧友や親戚が現れて別れの挨拶をしに来た。ただ事ではないと飛び起きたものの何もなく夕方にはその夢を忘れていたという。しかし21時を過ぎた頃に明け方に亡くなったと訃報が入ったり、居間の隅から此方を見る親戚を見つけて声をかけたけど此方には来なかった。ガタガタと何かが揺れている音がしたけど何が揺れているのか分からず途方に暮れていたところ1本の電話が入った。内容は先ほど居間で見かけた親戚が事故で亡くなったという知らせだった。

 

 

 

私が高校生になった頃にはこの手の話は母が私を驚かそうとして作った創作だろうと見当をつけていた。そんなある日、私は母にたたき起こされた。眠い目をこすって母をみると顔面蒼白で見目にも冷や汗をかいているのが分かった。

 

 

キ「なに?救急車呼ぶ?」

母「違う」

キ「?」

母「叔父さんが気持ちよさそうにお風呂に浸かっていたんだけどうたた寝しているようだったから声をかけたのね。右手が浴槽から出ていたから揺すったのよ。でも起きなくて・・・」

母「変な事になってないと良いなと思って念のため電話したんだけど繋がらないから今からちょっと行ってくるから宜しくね」

 

 

 

そう言って母は片道3時間半かけて叔父と祖母が住む一軒家に向かった。私はそそっかしい人だなあ。ただの夢なのにと半笑いした後、二度寝した。

 

 

起きたら夕方で母から10件くらい着信があった。電話を掛け直すと叔父が浴槽で寝てて起きないし救急車と警察を呼んだ。叔父は亡くなっていた。夢と同じように浴槽から右手を出して気持ちよさそうな顔をして死んでいたと言う。死亡推定時刻は明け方で発見は昼頃だった為、浴槽内で亡くなったにも関わらず葬儀のときに顔や手足に変わったところはなかった。

 

 

ちなみに祖母は当時80代後半で心臓病と喘息持ちのため自力で歩くことが出来なかった。ボケてないけど基本的に楽天家なので母が駆け付けたときも「太郎(仮)はお風呂入ってるよ~」と笑っていた。焦る母は何時に入ったか、どれくらい経ったかを聞いたものの何時ごろに入ったかまで祖母は覚えておらず浴室の扉をはさんで声をかけたが返答がないため開けてみると夢と同じ状態で叔父は眠っていた。空恐ろしかった気持ちが確信に変わり言葉には出来ない妙な胸騒ぎがしたと語っていた。

 

 

一連の流れを自分の耳で聞いた後、今まで母が語った予知夢の話は冗談ではないかもしれないと思った。もう10年近く前になるからうろ覚えだけど死亡診断書じゃないな、書類の名前は忘れたけど亡くなった時の状況が書かれた紙(のコピー)を見た。叔父は本当に浴室で亡くなっていたのだ。

 

 

 

それから数年後、今度は祖母が亡くなった。祖母の死はひと悶着以上のものがあり今日のブログでは割愛するがやはり母は夢で祖母に会っていた。祖母は夢のなかで母に向かって何度も名前を呼び、母は祖母に近づこうと進むけど一向に距離は縮まらなかった。祖母は切なく寂し気な表情を浮かべて闇とも光とも分からない霞のなかに溶けて行ったそうだ。消えゆく様を見るのは耐え難いものであったと母は語った。

 

 

 

そんな話を通話で聞いたころ、まさかなあと思っていたがその時にすでに祖母は昏睡状態にあり日付が変わる前に亡くなったのである。ちなみに90歳を超えており長生きした方だと思う。私は祖母と過ごした日を昨日の事のように振り返る事が出来る。ひとつの時代が去ったと初めて体感したのは祖母の死だ。

 

 

 

予知夢とか虫の知らせは特殊系能力でめちゃカッコいい!欲しい!と思っていたけど、近しい人の死を予感できても回避できる猶予はない。そのもどかしさに母の心は時々侵されていた。しかし元は楽観的な人なので「しょうがないこともある」と話の尾を締めた。

 

 

 

▼ここで怖い話?

 

先日私は夢で遺影が倒れるのを見た。人が死んだり、死人に会ったりする夢は頻繁にみるけど今回のはなんか怖いと思った。しかもジュースにDIEって書かれてるし私なんか起きるんかな。まあ死んだらエジソンと同じようにネット(出来ればこのブログ)に死んだけど生きてるって書き込むし不思議な事を起こそうと思うから宜しく。まあさすがにないと思うわ。わし予知夢みたことないし。

 

 

 

私はどちらかと言えば現実で当たりを引く事が多いくらいで予知もへったくれもない。偶然を重ねる事が多いというか関連性に気付きやすいというだけの話だからやっぱカーチャンの血薄いんかな!ツマンネ!

 

 

 

▼まとめ

人が死後に挨拶をしに来るのであれば幽霊くらいいても不思議ではないよね。

 

 

 

 

www.instagram.com

twitter.com