1か月が経過して猫が人に与える効果効能が分かった話
フーコーを迎えて1か月が経過したよ!!
晴れて黒猫のフーコーを迎えて1か月が経過した。
彼女の性格をだいぶ知る事が出来たし良い感じで猫と共存している。
しかし黒猫はバカション※を覚えた!!!
バカションとは粗相のこと
何度か記事にした通り、我が家の黒猫さんは粗相をするようになった。おかげで猫ションには熱湯処理が一番効果的だと以前に紹介した通りでよく分かった。人は壁を乗り越えるたびに知識と経験を増やすことも分かった。
猫「枕になあれ」#言いなり#黒猫#里親#8日目#blackcatsofinstagram#猫
これから猫を飼う君に私が言えることは猫ションには熱湯と重曹だけで十分ということだけだ。あとは猫が教えてくれる。『このえさ、まずい。おやつ好き。寝る、おまえ枕になる』猫はいつも自分の求めることを示してくるから下僕の私たちは率先して空気と指示を読み行動するだけで良い。
べたべた甘えて人間で暖を取って寝る猫が今日も愛おしい。ひと鳴きすれば愛でられ、ふた鳴きすれば飯が出る。ああ、私も許されるのなら猫になりたい。無添加、グルテンフリーのキャットフードを用意してくれる主人の元で飼われたい。私である。
フーコーは名前に反して雌の去勢済みの成猫だが寝顔が破壊的に不細工である。写真を撮ると思ってた猫の寝顔とちがう…と絶妙にがっかりする。まあ可愛いっちゃ可愛…いくない。いや可愛いんだけどあくまでお世辞なのだ。なぜここまで不細工になれたのか分からないけどそれでも私はその不細工さに自分を重ねて愛してしまう。おまえも不細工なのな、仲良くしような的な不細工同盟である。
推測の範囲を出ない話だが世の中の3割は美人で構成されている気がする。このなかには美容整形で美貌を手に入れた者も天然由来成分たっぷりの美人も含む。残り7割の内訳は5割がフツメン(一般的)であり、残りの2割は不細工で構成されていると思う。しかし不細工も美容整形やメイクなどで加工され5割ないし3割にランクアップする事がしばしばある。挙げた8割の人間が「あ、こいつはダメだ…」と思われた残りの2割が認定済の不細工になる。ちなみに私は5割に足を突っ込んだりすることもあるが大体2割にいると思う。そもそも人前に出る事が殆どないため他者からの評価は闇の中である。
顔面の皮一枚で人生が変わるとすれば理想の皮を手に入れる事を批判される意味が分からない。親からもらった身体であろうとも親は幸福を永劫与えてくれるものではなく勝ち取ったり奪い取ったりする事が世の常のため、甘い考えのお坊ちゃんやお嬢さんは鴨川の藻になってしまえば良いなと美容整形批判を見るたびに思う。
にゃああああああ!!!これぇぇえ私のおおおお!!!取らないで!!!!意地悪しないでえええええ!!!!の図
猫と生活して分かった事が幾つかある。猫は想像以上にわがままで我が強い。そのくせ撫でられたり、「かわいいね」と人間に褒められる事を良しとして身を任せてくれる。私は東京という街に敗北し京都に逃亡したわけだがそれを批判する事もなく『逃げ続けろ、どうせゴールなんてまだ先だぜ』とどこか語りかけてくる風なところもある。なるほど猫はあれか。猫なのだ。
私が熱心に何かを書き上げてる横で猫はストーブの前でとろとろ溶けている。アニメ1クール一気に観るぜ!と夜通しごろごろしていようとも足元で丸くなったり、布団の外でぼうっと猫をしている。私が何をしていようとも猫は猫であり続ける。なるほど。
つまり私は何をしていても私という事が分かった。そうだ、私は完全に私を見失っていたつもりで私は私のままであったという事が猫との暮らしで分かった。猫は猫である。それ故、猫の効果効能は個体差はあれど猫を得て猫を奏し猫を行使する事が出来るため猫と共に歳を重ねるのは絶対的に良い事であるのは明らか。
年明けに引っ越しを予定している我が家で選ばれた安い爪とぎを心底から愛し、布団からのっそり出たらまず爪をとぎ、昼寝の時は寄り添い、食後の余韻は爪とぎの上で過ごしている。どんだけそれ気に入ったんだよ…と顔面を構成するすべての筋肉が緩む。緊張感のない猫の暮らしを観察していると自分の緊張までも手放しにして心はやがて野生に帰る。
そして猫飼いは辿り着く。
ふわふわの猫を全裸で抱きしめたらどうなるのか?と言う究極の疑問、そして実践。
結論
肩がズタズタになった。
おしまい