本日向かったのは全和鳳美術館。
韓国人画家、全和凰(ぜんわこう)が所有していた美術館である。彼は1909年生まれ、1993年に没した。今も全和凰の作品は阪本駅で見られるそうだ。
廃墟となった全和凰美術館は地下鉄蹴上駅を背に左手側、駅から徒歩で行ける距離なので気軽に見学に行こう。山科まで抜けるこの道は廃墟ロードであり、近隣にはアクアパーク東山がある。
▼一口メモ
アクアパーク東山は管理された物件のため立ち入ると高確率で見つけられるそうだ。ブログで公開するのは色々と差し支えるので写真は上記リンクからどうぞ。
▼全和凰美術館のご尊顔
おわ~!こんなん見えて来たらテンションが上がるに決まってるや~ん!きみ最高だね!青々と葉っぱ何か茂らせちゃって!!お洒落番長なの~~!?!?!?なんなの~?好きよ、好き。バシャバシャバシャ(シャッターを切りまくりながら)
傾いてるね~!いいね~!危険だね~~!!ボロッボロだね~!
ネットの情報によるとかれこれ20年くらい廃墟なんだとか。かつては新築だった美術館、館内のデザインをし絵画を飾った館長もずいぶん前に亡くなっている。全和凰美術館が営業していた頃に入った人達は懐かしんだりするのだろうか。
細かな部分にこだわりを感じる。
ドアが落下した時はどんな音がしたんだろう。
近隣に住む人達からしたら気が気じゃないよね。
廃墟は独特の匂いがある。八幡市の廃墟もそうだけど形容し難い匂いなんだ。埃とかカビ臭さが入り混じってこの匂いなのか分からんけど鼻が重くなる匂いで臭いというほど臭いわけでもない。年季の入った汚部屋の匂い。伝わるかな?伝わらんよな。考えるな、感じろ!
▼八幡市の廃墟はこちら
出入り口にはゴミが溜まっていて天井付近には大き目な蜘蛛の巣があった。ずいぶん長い間、人が入っていない事が伺える。
入れないのは面白くないんでこの隙間からカメラを入れまして、
こんな感じ。
ラガーマンが飛んだり跳ねたりしたら倒壊しそう…
▼まとめ
京都で最も良い雰囲気を持ってる廃墟の一つなんじゃないかな。私は好き。元美術館というレアさが高評価。中に入れたらもっと素敵だなと思う。近隣に住む住民からしたらいつ倒壊するのか分からない建物だけに不安だろう。こういう物件の取り壊しを決めるのは誰なんだろうね。むしろ現在の所有者は誰なのか個人的に興味がある。
▼画家としての全和凰に興味があったのでどんな絵を描いていたのか調べてみた。
題名「花」
この他にも何枚か見たけどどれも好きな感じの雰囲気だった。
今ではただの廃墟かもしれない。この美術館を建てる事が決まった日や完成した日なんかは亡き全和凰はどのような心地がしたのだろう。そして今の姿を見たらどんな思いになるだろう。廃墟には浪漫がある。追憶を探しに行こう、そうだ、廃墟に行こう。
Bill Evans - My Favorite Things /Easy to Love /Baubles, Bangles, & Beads
パッパがジャズスキーだったからビルエバンスやエディヒギンズなんかは懐かしくて最高な気持ちになる。そういう音楽、あるよね(`・ω・´)追憶ゾ。
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