【奇天烈で強烈なホラー】不条理と奇怪が融合した一冊、読んでみる?
最近まじ寒いね!
秋冬大好き部隊だから全然かまわんし元気ウルトラ千倍だ。キリンジは秋冬の子、元気な子。インフルエンザとかみなさまお気をつけてくださいまし。
前回同様におすすめのホラー小説をざっくり紹介します。このところ予備校に通い出したりして色々多忙な感じなのです。えへへへへっへっへゲッホゲホ
▼奇書『牛家』を君は知っているか?
日本三大奇書といえば『ドグラ・マグラ』、『黒死館殺人事件』、『虚無への供物』なんだけどもどれもちょっと古い。30年代だしさ、平成の三大奇書は何なんだって話ですよ。
半魚人君に教えてもらった『紗央里ちゃんの家 』もなかなか意味が分からない作品なのでお勧め。そして私からおすすめしたい意味が分からないホラー作品は『牛家』だ。
特殊清掃員の主人公は依頼を受けて会社の先輩、後輩の三人で清掃に向かった。その一軒家はあの時の家だった。奇怪と人物の背景を不条理に繋ぎすべては曖昧無慈悲な形をとって結末を迎える。
グロテスクなんだけどコメディ要素を含み、少しだけ読むつもりでページを捲っていたつもりがあっという間に読み終えてしまう。展開の早さ、引き込まれる世界観に奇怪好きの君たちを満足させると思う。登場人物たちは一軒家や時間すらも時々越えながら自分たちの暗い過去とゴミ屋敷を交差していく様子は読んでいて飽きが来ない。なんだこれマジ意味分からんけどめっちゃ面白いぞ!!と読み進めるとあっという間に終わり。映画『CUBE』が好きならきっと好きになる一冊。
▼痛恨のミスをした。
読み切りの瓶人は若干ありきたりな話ではあるけど綺麗にまとまっており少し切なかった。前回に公開した記事に書いた百合の火葬と記憶が混ざっていたようで内容は前回に書いた通りの感じだ。
ちょっぴり切ないゾンビの話。儀式を正しく行い、遺体の防腐処理さえ済ませていれば誰に怪しまれることもなく生前と同じように生活を送ることができる。父を亡くした主人公はゾンビになった父と生活を送っていた。食事を作り、生前よりも優しい父の空虚な思いやりに苦しむ主人公。子供のときから優しくしてくれたおばさんの正体。祖父の思惑。
自分の生活に欠かせなかった人間を蘇らせる。
この行為の結末は本書を手に取って確認すると良いぞい。
今手元に本がないから確認しながらブログを書けないので痛恨のミスをしてしまった!!東京の家に本の98%は置きっぱなしなので完全に引っ越しが完了したら本棚を紹介するぜよ(^O^)
10月が去ったあたりに千年の都は絢爛豪華な季節の終焉に包まれる。わしは秋が好きじゃ。堀川らへんの銀杏並木はクッサイけど綺麗だし狙ってる心霊スポットが微妙に紅葉が綺麗そうなので時期を待っておる。
わしの大学のキャンパスも銀杏がドッカンドッカン生えてるので好きだったなあ。クッサイんじゃけども秋空と黄色は相性が良いと思う。夏と違う色に見えるんだけど同じなんだろうがね、夏はそもそも暑いし化粧が溶けるからつらいのう(^O^)
秋の夜長、みんな一人の時は何をしてるのかなとたまに思う。地球人が一人の時に何をしているのか興味深い。見えないから面白いって事があるじゃろ。本当に見たいとは思わんしキッカケがあってもみない。人の時を思う、キリンジなのだよ。へっへっへっへっへゲホッヴォ
ps
皆様、風邪とか気を付けて…