【死霊館】本当にあったエクソシストと史上最長のポルターガイスト事件
アナベルという人形について数年前にまとめサイトか何かで見た。それ以来ぼんやりと気になっていたもののタイミングを逃して先日やっと死霊館を観た。クソ袋先輩のご友人にホラー映画が好きな方がいて『死霊館がオモチロイよ!』と教えてもらい好機となったのである。
死霊館は呪われた人形、アナベルの映画というよりもアナベルを保管するオカルト研究家夫婦の話である。彼らが請け負った心霊相談や悪魔退治といった活動は1万件を超えたという。そのなかでも最も恐ろしく不可解だった事件が映画化された。それが死霊館である。
ちなみにこのオカルト研究家夫婦は実在し夫は他界したが妻は今でも集めた呪われた品を展示するオカルト博物館を経営している。超行きたい。
映画の感想を簡単にまとめると
ゲームだったら隠し部屋、秘密基地のクローゼット、地下室、オルゴール箱、心理的瑕疵物件として最強だから超面白いだろうなと思った!!!
西洋ホラーは食わず嫌いをしているところがある私だけど面白かったというのが本音。というのも実話がベースになっているから食い入ってしまったのだ。心霊研究家、オカルト研究家と色々と肩書のあるエド・ロレイン夫婦だが未知なるものを追いかけたり追い払ってるところに変人染みた狂気は無く科学的にかつ人道的に霊や悪魔を取り扱ってるようで面白かった。
海外ホラーをあんまり楽しめないのは悪魔という存在にいまいちピンと来ない事が理由だろう。日本でいうところの悪魔とは鬼が該当するんだろうが鬼が祟るというのも身近な話ではない。名作と言われるエクソシストを最後に観たのは中学生とかそのくらいの年齢が理由か、恐ろしくもなく無味だった。それから何となく洋物ホラーとは遠ざかった。しかし死霊館で何かが変わった気がする。だって実話を遡るとクッソ面白いんだもの。
映画内でこんな講義を行っていた。
幽霊には三段階の活動がある。
1、出没
足音や物音で存在を知らせる。
2、攻撃
外部の圧力に弱い(精神的に弱い人など)人を狙って攻撃する。
3、憑依
身体を奪う。
外国の心霊現象はスケールが違う。平気で物をぶっ壊すし重力を無視して人体を浮遊させたり何でもありだ。日本の幽霊と言えばひょっこりと物陰から此方をのぞき込んだり、足を引っ張るなどのセクハラ行為を行い、無暗に髪を排水溝へ流したりなどの嫌がらせ行為を行う程度である。日本人が日本出身の霊に憑依されたら絶叫したりするのだろうか。欧米人に憑依されたら知らない外国語をすらすらと話すようになるだろうか。
ちなみに死霊館の元ネタ、エンフィールド事件は史上最長のポルターガイスト事件であり多くの物的証拠、警察官などの目撃談が残り多くの反響と霊魂に対する認識を世界中に広げた名事件である。
映画ではオカルト研究家が悪魔祓いを行い、大団円という終わり方だが実際の事件では2年を超す怪奇現象は突然ぱたりと止んで終焉を迎えたそうだ。ちなみにだが心霊研究家が除霊をするというシーンを日本のホラー番組で散見するがあれとは異なり彼はエクソシストの資格を後日に貰っている。
ちなみに存命のロレイン夫人はこちら。英国心霊協会とかめちゃ恰好良いよね。日本にはこういった組織は存在しないのだろうか。あっても胡散臭い自己啓発を促されて高い栄養ドリンクを買わされ大きな夢を語る事を強要されそうで恐ろしい。
オカルト博物館にぜひ行きたいと思ってサイトを検索してみたんだけどザ・オカルトって感じで香ばしい。英国心霊協会やエクソシズムについて深く知る必要がありそうだ。
↑オカルト博物館のサイト
▼まとめ
洋画ホラーいけるかもしれないと思った作品。欧米系ホラーは何かとグロくてバイオレンスな描写が多く、不気味さを求める私としてはイマイチだったが実話系から色々観て洋画ホラーに対する免疫を作れば楽しめるようになると思う。死霊館はストーリーとしてはイマイチぱっとしないシーンが多いが番外編のアナベルに期待したい。
そう言えば中学生とかその辺りの歳の頃にチャッキーシリーズを観たけど全然怖くなくて、むしろ凄惨な人形劇を観ているだけの気分になったことを覚えてる。暇だし色々観直して面白かった映画からまた適当に時々紹介していこうと思うよ。
ps
教えてもらった映画・アニメただいま消化中です。うまいうまい。
おしまい