ressentiment、足りてる?

釣りと廃墟とネコ(ホラー映画もたまに)

肥大型心筋症の急性期を迎えて1ヶ月が経過するので前回の診察とまとめ

f:id:jidaraku91:20201006204532j:plain

 

 

 

 

先日、通院日でした。

何と胸水は全く溜まっておらず腎臓の数値も健康そのものと言う結果に!

水を飲むこと、排泄をすること。この循環が自分で出来るので利尿剤を卒業しました。とは言え次回の診察で胸水があれば利尿剤の再来になります。今のところ2週間に1度の診察サイクルで普段は病気になる前と変わらない生活をしています。

 

 

 

 

ただ薬は2種類になり一方は粉薬です。ピモハート(錠剤)で心臓を動かしてもう一つの薬(名前忘れた粉薬)で心臓が動き過ぎないように調整すると言うものです。なので猫同士でちょっと戯れあう位で息が上がっていたのに今はそれもなくなりました。

 

 

多頭飼いなので猫の排泄の管理が難しくてウンチは個性があるんだけど尿ばかりは分からず、猫部屋と人間の部屋の行き来をしていたんだけどやっぱりデリダは猫と過ごすのも猫部屋にある椅子が好きで私もその部屋でほとんどの時間を過ごすので完璧に管理は出来ていないなあと反省しつつ、私がデリダだったらどうしてもらいたいだろうと考えて基本的には好きにさせています。

 

流石にはしゃぎ過ぎていたり負担かかり過ぎでは?となれば人間部屋に移動しておやつで甘やかしてって感じです。こんな病気になって欲しくなかった。

 

 

だけどこの病気になってから毎秒、見るたびに、デリダが喋る度に愛おしさが募る。そして私はこんなにも生き物を愛することが出来る人間だったのかと知る。

 

 

私の大好きな内田百間先生の本で「ノラや」を最近はよく思い出しています。あの百鬼園先生の無骨な愛と愛猫との別れ。読後の感想と今の感想は全くの別物に変わる。

 

 

人生はやっぱりいろんな事が起きた方がいい。苦労は買ってでもしろと言うけど苦労はさようなら、多角的に物事を見ようと思いながら思考狭窄しがちな私は物語で想像をするより経験から読めるものが増える愚者タイプだなと実感。

 

 

うちに来た猫たちはみんな縁があった子たち。

共に良い人生を過ごしていきたいと強く考えさせられる。

私は猫たちのことが大好きでそれは片思い、あるいは下僕としての関係かもしれないが時々に猫も大概、私の事を好きだよなと思う時がある。腕枕をされて幸せそうにうたた寝、こんな所よりモフモフしたものもあるのに選んでそばに来てくれる時は嬉しい。

 

 

猫は人生、人生は猫と共にある。

いや!わっしそんな猫好きじゃないと思ってたんだけどね!

大好きだわ、猫。

 

 

 

まとめ

デリダの経過は良好

・でも心疾患なのでいつ何があるかは分からないよ

・猫もみんな素敵な人生を送りたいよね

 

 

そんな感じ。

ではまた!

 

 

 

胸水を抜いてから2週間が経過しようとしています。

 

愛猫のデリダが肥大心筋症により低体温の上で胸水を抜く処置を終えて2週間が経過しました。処置の翌日の検診、1週間後の検査で予後は良好となりました。

 

 

「あ、もう死んでしまう。本当に死んでしまう」と言う数日間から日が経過して、普段通りにカリカリを食べたり自分で好きな場所に移動したり階段の上り下り、高いところに登ってみたり此方としては「おいおい、それ心臓大丈夫かよ」と思わずツッコミそうになる位に回復して嬉しい毎日です。

 

 

明日は経過確認の検査があります。

今回も胸水がないことを願うと同時に本番はフロセミドを完全に抜いてからきちんと排尿をして水を飲んで循環してくれるかどうかと言う部分が課題になってきます。

 

 

生活の中に元気に過ごしてくれるデリダがいることがこんなに嬉しい。それなのに何故か、またあんな風に口で呼吸をして涙を目に浮かべるデリダを見る日が来るのかもと思うと本当に心の底から冷える。

 

 

いつか来る別れは「今日や明日かもしれない」と言う状況から脱したはずなのに、私は未来に起こり得る最悪が頭から離れてくれない。額にキスをする時、匂いを嗅ぐたびに一生忘れたくないと思いながら接してしまう。

 

 

もちろん、他の黒猫と白黒猫は健康で猫らしく過ごしてくれている。それにデリダは薬のタイミングで猫部屋から出て自分だけの時間、自分と人間だけの時間を作ってる。黒猫と白黒猫が喧嘩すると三つ巴になろうとするから適度に控えさせる。

 

 

 

NOTEの方で育児ノイローゼやら自分の精神疾患が芳しくない事を整理がてら書いてたけど、デリダの一件でランナーズハイと言うか常に緊張感があって夜も眠剤入れてもろくに眠れず朝は早く目が覚める。身体を休めようと努力してるんだけど難しい。

 

 

まあ彼是と難しいだの、どうしようと言っても仕方がないので元気なデリダがいる、元気な黒猫も白黒猫もいる今を生きようとそこだけに集中しようと努力することにした。

 

 

性格なんだよね、先々の事を考えて最悪のケースとかリスクを考える。回避策があるものは対応して迎えるしかないものは直球で受けてしまう。そろそろ生き上手になりたい。

 

 

薬の飲ませ方は相変わらず、お皿に出したら普通に食べるorカリカリに潜ませるだけで簡単です。手のかからない子だなあと思うと同時に金は超かかってるんだよなと思うと何故か笑えてきます。

 

 

何度も書いてるかもしれないんだけど猫ちゃんが大好きで一緒に生活している人、子猫でも老猫でも一度は絶対に検診に連れて行ってあげてください。肥大心筋症は胸水を貯める段階までいかなければ生存率、生存年数はグンと上がるようです。そしてこの病気は私たちのように進行して初めて気付くケースや、死亡後にわかることが多いそうです。

 

 

ちなみにデリダは9月頃に病院に行っています。その時は何も言われませんでした。気づきにくい事もあるようです。検査も安くないかもしれませんが治療費や手術費は自由診療なので病院によって差異はありますが、決して安い金額ではありません。もちろん薬も亡くなる日まで飲み続けることになります。1日2錠、1錠で100〜200円が一般的な価格です。

 

 

そして腎臓へのダメージもあります。デリダの場合、まだ3歳で若猫でガッツがあったから奇跡的にここまで回復できた部分が大きいです。これがもし老猫のフーコー(黒猫)だったらと考えると背筋が凍ります。

 

 

まあ簡単に言いたい事をまとめると

・明日はついに検診で胃がいたい

・検査(採血やらエコー)と薬(2週間分)で万越えするぞ⭐︎

・ここに胸水が溜まっていた場合はまた別途処置料で+?万だぞ⭐︎

・病気の進行がありませんように

・私の願いはデリダを楽しいニャン生にして苦しい思いもさせずに自宅で看取ること

・何歳でも良い、生きていてくれれば。できれば10歳までは!と無理な神頼み

 

 

そんなわけで検診が終わったらまた書きます。

メンヘラ具合についてはNOTEの方にこれから書いて更新しようと思う。

頑張って?生きていこーぜ!クソ!人生はクソだが遣り甲斐があるよな!

 

 

終わり

 

 

 

【肥大心筋症】とりあえず7日目も生きている

f:id:jidaraku91:20201009225505j:plainデリダが肥大型心筋症と診断され、胸水を抜く処置をしてもらってから6日が経過した。

 

 

 

 

食事は安定して自分で食べるようになった。投薬の方法も落ち着いて?普通に手から食べたりカリカリと一緒に食べるかの二択からデリダの気分で服薬を継続している。

 

 

 

飲んでいる薬は3つ

・フロセミド(利尿剤)

・塩酸メトクロプラミド(消化器官用薬)

・ピモベハート錠(心臓の薬)

 

 

それで今日の夕方くらいだったかな?

運命の診察日で胸水が溜まっていなければこのまま薬と定期検診みたいな感じでひと段落。

 

 

胸水が溜まっていたら抜く処置をしてさらに投薬と同じくらいの期間での通院が続くだろう。現実的な話になるけど本当に動物病院って自由診療だし国民保険みたいな保証はないので自腹。

 

 

 

生きてるだけで丸儲けとは言うが健康の大切さをデリダに教わっている気がした。もちろん、デリダはそんなもんを教える為にこんな病気になった訳じゃないし本音を言えば元気に適当に猫らしく生きて老いて行ってほしい。

 

 

 

治療の終わりは死んだ時。

こんな病気になった動物は身近な子ではいなかったから、正直どう接して良いのかも分からない。

 

 

 

 

ただ毎日、いつもと同じように話しかけて話相手をしてもらって、病気になってからは他の猫たちと隔離しているから常にくっついてくれて。一緒にねむる。

 

 

寝る時も起きた時も暇な時もデリダの匂いをいつもみたいに嗅いでキマってきた所で家事をやったり、なんかしている日常は今日も続いてくれた。きっと明日もしばらくそうだろう。

 

 

 

病気について調べていくうちに生存期間はデリダの場合、早くて3ヶ月長くて6ヶ月程度が殆どだった。心臓の両心房が肥大してしまっているから本当はもっと短いかもしれないと最悪のケースは常に考えてしまう。

 

 

 

それで最期はどうやって死んでしまうんだろう。

 

 

 

呼吸が出来ず浅い呼吸を何度も繰り返して涙目になりながら長時間苦しむんだろうか、それとも酸素室に入院した状態で最後を一緒に過ごせない事もあり得るのかなとか色々と膨らんでしまって処理がしきれなくなったらデリダを吸っている。

 

 

本当は今までと同じように二階で猫たちと喧嘩したり戯れたりしながらお気に入りの椅子で過ごしたり、みんなでご飯を食べて過ごしたいんだ。と言うのが最近デリダからすごく伝わって来る。

 

 

 

ドアを開けると急いで階段に向かい、「行くよ!」と駆けていく。黒猫は猫に優しくない性格なので術後だろうが、ストレスを掛けたくない人間側の都合など汲み取れる訳もなく知らない匂いと病院の匂いのするデリダを容赦なく殴る。

 

 

 

ある意味で普段通りにボコった黒猫と三毛猫のいつもの風景に正直、少し笑った。

 

 

心筋症になってからデリダは少し変わった。分離不安が見られるようになり側に誰かしらいないと鳴く、来るまで鳴き続ける。

 

 

その声の切なさもあって猫部屋に戻してあげたい気持ちはたくさんある。

 

 

 

何も分からなくなった。