【胸糞?】エスターを観たんだけどオチ、ズル過ぎ内閣総理大臣?
エスター、なにかとよく見るんですよね。オススメ作品としてもそうだし、『ラストがヤバい!絶対に面白い映画!』という感想付きでレンタル屋の目につく配置されてる事が多い。そんなエスター、今更観てみた!
▼あらすじ
子どもを流産で亡くしたケイト(ヴェラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)は悪夢とトラウマに苦しみ、夫婦関係も限界を迎えていた。以前の幸せな日々を取り戻そうとした彼らは養子を取ることに決め、地元の孤児院を訪問。そこで出会ったエスター(イザベル・ファーマン)という少女を養女として迎え入れる。
via解説・あらすじ - エスター - 作品 - Yahoo!映画
初っ端の流産した夢が酷い。中絶手術と出産を混ぜたような映像で母親の精神がどれだけ追い込まれているかを深く知るところから始まる。
夫婦には既に兄と妹の2人の子供がいるんだけど、どうしても流産してしまった子の変わりが欲しいようで孤児院に行く。そしてエスターという変わった少女を引き取る事を決めてしまう。
第一印象は年齢の割に思慮深いが変わった子。しかしその落ち着いた振る舞いや彼女の描く絵に夫婦は才能を感じていた。
最初こそコミュニケーションも円滑で家族で何となく上手く行っていたが、次第にエスターの本性が表面に出てくる。一番最初に異変に気付き、手玉に取られてしまうのはろう者の妹。
孤児院のシスターをズタズタに殺して証拠隠滅の手伝いをさせられたり、エスターの学校にいるいじめっ子を突き落とす現場を黙っていたりとエスターを慕うが故の態度を取ってるのか怯えてるが故か。表情から読み取る系が不向きな私にはよく分からなかった。
まあ、そんな尽くしてもエスターに殺されそうになったんですけどね?理不尽過ぎない?
年頃ヤンチャな兄も夜中にナイフを突き付けて脅すしエスターはヤバい奴なんだ。ホントに。
ピアノ教えて〜とマッマに言ったかと思えば「あんたが教えたがってたから弾けない振りをした」と言う。そして母とエスターの関係がもつれて来ると父とエスターの関係が強固になる。平穏な日々はエスターの登場で一切崩れてしまった。
それがまた観ててチョ〜楽しい!
彼女、物知りで賢くてピアノも上手でまさに才色兼備なんだもん!
子供だから許される、子供だから守らなければならない。そう思わせる行動と判断を付けるエスターに違和感があったものの、ラストで合点がついた。
▼エスターの正体
ロシア出身の孤児ではなく、精神病棟から逃げ出した殺人犯だった。そしてアラフォーである。遺伝子疾患が原因で見た目が子供のままになってしまう病気。それが故に里子として新しい家族に入り込むと旦那を誘惑し、拒まれると殺害する。それを繰り返す愛に飢えた子供だったのである。
どうでも良いけどエスターの衣装がマジ可愛い。おませさん♪って感じホント好き。
エスターを見た目のまま子供として見る人ばかりで年齢相応の女性として扱ってもらえない。そこでエスターは崩れてしまったのかもしれない。本当に可哀想なのは誰だろうと考えたけど悪事に手を染めた時点でエスターは悪なのだ。
▼エスターまとめ
- 悪事を働くときの手際が良過ぎてスカッとする
- 夫婦仲が崩れて行く様子はモヤる
- ラスト20分の答え合わせでスッキリ
- オチとしては物足りなさもある
- 服がかわいい
- オススメ度は65%
これ気になる〜!
あと2枚観たい映画あるからその後はネストを観ようとおもいまる。やっぱ映画いいね!
おわり