【閲覧注意・虫の感性を考える】ハリガネムシとカマキリの話をしてもいいかな…
思い返せば人生で生きた野生のカマキリを見た事ないかもしれない。子供の頃、バッタはよく見たけどカマキリは見た覚えないんだよね。雑木林みたいのも近所になかったし裏山もないし野生動物を観察する機会に恵まれなかった。
ま、虫苦手だから身近に虫がいる生活してたら狂人と化していたかも分からんね。
ん?待てよ。子供時代に虫と触れ合わなかったから異常なほど虫嫌いになったような気もする。都会育ちと田舎育ちなら完全に後者になりたかった。大人になってから都会に出て連休に田舎に帰る感覚が羨ましい。毎日のように清流で遊ぶとか贅沢かよ。こちとら多摩川(下流)か日本一汚い川ランキング上位の鶴見川くらいしかないぞ。遊んだら翌日きっと寄生虫による腹痛で病院送りになってしまう。save the earth.地球を大事にするってのは自然を守ることだぞ人間どもコラ。
▼たまに見てしまう謎の動画たち
何でこんな動画上がってんの?どのくらい需要があるの?と疑問に思う動画があるよね。例えばゴキジェットをどのくらい当てたらゴキブリが死ぬのか、とか殺虫剤(ゴキブリが食べたら死ぬ薬、名前忘れた)の各商品を食べさせて一番効力を発揮するのは何か、と言うような動画。
一番効く商品は消費者として知りたい部分ではあるけどゴキブリの動画を10分も観るとかなに?しかもシリーズ化していたりするんだよ。こえ~
マダガスカルゴキブリとか外国生まれのゴキブリをペットにする人達がいるのは分かる。虫が好きという人の気持ちもまあ分かる。共通の趣味を持った人達が集まるのも分かるんだけど何でゴキブリなの?と言う気持ちが拭えないよ…
愛されない彼らを愛したくなる、みたいな感じだろうか。う~ん!さっぱり気持ちがわっかんねーな!
▼カマキリとハリガネムシ
ハリガネムシがカマキリに寄生して大きくなったらカマキリを水辺に誘い込んで腹を裂いて出る、という悍ましい生態を聞いてぞっとしたのは数年前。「は?寄生した虫がどうやってカマキリを水辺に?は?」と思っていた。なぜか先日YouTubeのあなたへオススメの動画にハリガネムシに洗脳されたカマキリの動画が出てきた。再生した。
カマキリでっか!!!!!
動画を再生した時の感想はこれだった。私の想像していたよりはるかに大きい。指定暴力団みたいな風貌じゃないか…いや暴力団というより半グレ…?顎戸三兄弟かよ…
▼疑問
・カマキリは水が怖くないの?
→ググった結果、水苦手だと判明
・ハリガネムシはどんな生き物なの?
・水辺に向かわせる仕組みはなに?
動画を確認してもらうと分かるんだけどカマキリは異常なまでに水に執着している。動画撮影者がカマキリを救出して一度叢に戻したのに再び水辺に帰ってきたんだ。しかも水に入ってる間は溺れかかっているようにも見える。
人間以外の生き物もロンモチでリスク回避をする、目的は自己保存だし自己保存は種の保存にもなる。死は避けがたいものであると当時に身に降りかかる死は回避しなければならない。それは殆どの動物が同じ。カマキリ君…どうしたん…?
▼ハリガネムシについて分かったこと
・成体になると寄生しなくなる
・寄生されたカマキリの生殖能力を奪う
・宿主を洗脳して水辺まで誘い込み脱出する←?
こわ!エイリアンもお腹を破って誕生するもんね…ハリガネムシは宇宙人だった…?
・寄生虫なのに寿命は2~3年もある
・ー30℃の冷凍下でも氏なない
・人間にも寄生出来る
・体長1mもある寄生虫が腹の中に居てもカマキリは気付かない
・2000種以上も存在する
2chにはこんな事も書いてあった。ハリガネムシ、侮れないね。
▼ハリガネムシの洗脳とは
中枢神経の活動をタンパク質を出すことで妨害し水辺に誘い込むらしい。脳の根本から書き換えているのか、寄生虫らしく表面を覆う形で影響を与えているのかは分からないけど脳幹からやられていそうだよね。
脳幹は反射・無意識を扱う。カマキリは自己保存の欲求に苛まれながら水辺を行くのか、夢遊病のように水辺に向かうのかは分からなかった。寄生の経過とともに支配する領域が広くなる、中枢神経全体に広がるなんて事もあるのかもしれないね。カマキリはどんな気持ちなんだ…気になる…
▼まとめ
虫の世界は退屈そうだと思ったけど人間社会と同等、それ以上に殺伐としていて文面をなぞるだけなら面白いと思った。そういえば京都に引っ越したのが18歳の時なんだけど夏になると蚊に似た、尾っぽに毛が生えて大きさも多様な虫が自販機にびっしりついてるのを目撃した夜は最悪だったな。20代を駆け抜けているところだけども今思い出してもレバーがぎゅっとなる気がする。虫への嫌悪感は臓物に訴えかけてくる。
当時は社寺をほっつき歩くのが好きな頃でもあったから割と自然を謳歌して「時間ってすげー!壮大だー!」と喜んでいたけど、足元に変な色した虫(のちに玉虫だと知る)がいた時は死ぬかと思った。
虫が嫌い=殺す、というような虫苦手レディではなくて少しも触りたくない。殺生をするとなれば物越しでもなんでも触れなければならぬ!ならば私は舌を噛んで死にます!だからだれか何処かに逃がしてくれ、この虫。という精神で長い事生きているけど苦労したことない。やっぱ人間はみんな優しいわ。ラブアース、ラブヒューマン。
しかし観察はしたい。結局、生き物がどのような面を持っていたとしても広義的には好きなのだ。ガラスないしアクリルを挟んだ生態観察は面白いよね。ちゃんと見ると目玉もあるし口も機能していて面白い。
あのフォルムで地球生物だと認めたくないけどカンブリア紀の生き物を鑑みれば可愛い生き物ほど地球外生命体のような気がしてしまうね。ジュラシックパーク的なメカニズムで絶滅した生物を復元出きて、動物園のような施設になれば年間パスポート買うわ。できろ。
あと200年先くらいの未来に生まれていたかった。ほんと残念賞ぜよ…
おしまい